夫の頼みで抱かれてきます 加藤あやの
妻と付き合い始めの頃、一度浮気された。怒りと共にとてつもない嫉妬に私は押しつぶされそうになった。あれから数年、あの時の嫉妬は興奮と欲情だと気がついた…そして今、妻と子作りに励んでいたが、両親からの子供はまだかの要求や、事務的な性行為がストレスとなり、ED気味になってしまっていた。興奮はすれど股間が立たず、そんな折、昔の妻の浮気動画を思い出した。まだ付き合い始めの頃、妻の一度の浮気。その動画を見た瞬間熱く滾り、激しい自慰行為に耽ってしまった。妻も欲求不満が募っていたようで、私に隠れて自信を慰めていた。この状況をなんとか打破しないと思った私は、妻に過去のことを話した。あの時一度の浮気、その事ですごく興奮した事。今のままでは妻を満足させてあげられない事、私の為に他人に抱かれてきてほしいとお願いした。妻は相当悩んだみたいだが、私の為にと首を縦に振ってくれた。私は妻の為、自分の為ルールを決め、この行為してくれる理想の男を探した。会う日の当日、私は妻にマイクを渡し、別室で聞いていた。イヤホンから聞こえ漏れる妻の吐息、妻が興奮してきているのが伝わる。妻から紡ぎ出される卑猥な音は私の下半身を熱く激しく狂わせてゆく。男が満足するまで妻を突き、妻へとすべて吐き出すと、男は家から去っていった。私は静かに妻の元へ向かった。男の精で汚れた体の妻を見た私は、妻の言葉を遮り抱きしめた。私は我慢できず妻を激しく抱いた。妻もまた私を求めた。結婚して数年、私たちは本当の意味での夫婦になれた気がする…。
友善列印